このような症状でお困りではありませんか？

変形性膝関節症の症状

過度な運動による膝への負担や転倒による外傷性のケガを除けば、膝の痛みのほとんどは変形性膝関節症によるものだといわれています。

変形性膝関節症は、肥満や加齢、筋力の低下が原因で膝に負担がかかることにより生じる痛みです。負担がかかることで膝の軟骨や膝のお皿といわれる半月板の噛み合わせが緩んだり、変形したり、断裂することから、炎症が起きます。それによって、関節液が過剰に出てしまい、痛みや不快感が出ます。

変形性膝関節症は、中高年の女性に多くみられます。膝の症状を年齢のせいだと諦めて、痛みや不快感を我慢している方が多いですが、当院でも痛みの軽減や完治は可能です。

変形性膝関節症の進行と症状

STEP１：膝の違和感
ふとした動作から膝に違和感を覚えます。膝が重たかったり、なんとなく膝が噛み合わない感じがするという方が多いです。

STEP2．膝がこわばる
起床後に動きにくい、長時間座った後に関節がこり固まるなどの症状が出てきます。症状が軽いうちは、こりを少しずつ動かしていると軽減するという一時的なものですが、症状が進行するとほぐれにくくなり、関節の動く範囲が狭くなっていきます。

STEP3．膝の痛み
症状が進行していくと、徐々に痛みを伴うようになります。歩き始めや、膝を動かし始めた時に痛んでいたものが、進行するとギシギシとした違和感と痛みが出るようになります。動かしていると少しずつ痛みが引いていきますが、また動かすと痛み始めます。

STEP4．膝に水が溜まる
膝に水が溜まる、関節水腫が起きるケースもあります。水が溜まって膝が腫れて、膝を曲げようとすると張るような感覚や痛みが起こります。

STEP5．節の変形
変形性膝関節症はＯ脚気味の人に多く、進行するとＯ脚がひどくなっていきます。これは内側の膝の軟骨がすり減り、体重が膝の内側にかかり、重心の軸が内側にずれるためです。さらにＯ脚が進行し、最悪の場合は膝の痛みが消えないようになります。

• 痛みの原因と対策

変形性膝関節症や膝の痛みの原因としては、偏平足、外反母趾、肥満、加齢、重労働、スポーツ障害、Ｏ脚、靭帯及びの半月板損傷、骨折後の後遺症などが挙げられます。それらが原因で、身体全体のバランスが崩れてしまい、膝への負担が増えていきます。

つまり、

１：膝に負担がかかる。
２：膝に痛みがでる。
３：膝をかばって生活する。
４：他の場所に負担がかかる。

以上のような悪循環が生じます。

変形性膝関節症や膝の痛みを改善するには、膝だけにアプローチするだけでは一時的な解決にしかなりません。さまざまな要因で歪んでしまった身体全体のバランスを改善していくことで、自然に膝関節にかかる負荷を解消することができ、再発防止にも繋がります。